こんにちは。昨晩の新潟地震被害も思ったほど酷くなかったようで先ずは一安心ですが(一部では大変な所もあるとは思いますが)たまたま昨日地震雲を見た!という人が多かったようなので調べて見ました。
地震雲
古くからの地震予知研究においては、誰かが前兆と思った現象の報告と地震の発生状況などを照らし合わせるなどして得られた、経験則に基づいて研究や予知が行われた。地震雲もその一種であり、観測者にとって見慣れない、もしくは何らかの形で特徴的だと思われた雲をその対象としている。
身近に且つ手軽に観察できる「雲」を対象としているため、一般市民が参加した観測・報告による研究も行われている。しかしながら、それら全ては民間やアマチュア学者による独自の研究である。
独自研究によって地震雲を説明するアマチュア学者や学説は多く発表されているが、地震発生の過程と観測される雲の発生する原因との因果関係はまったく証明されておらず、科学的な根拠について説明する研究もそれほど多くはない。また、地震雲か否かの識別方法に明確な基準もなく、地震予知の方法であると噂として広まっているのが現状である。
との事で珍しい雲は全て地震雲になる可能性があります!
一般的に地震雲は、気象現象として説明可能な雲と間違えやすいとされる。間違えられやすいのが、巻雲、高積雲、層積雲、飛行機雲などである。地震雲の形状はいずれも通常の雲とは異なるという考え方、逆にいずれも通常の雲と同一で発生メカニズムが異なるだけだという考え方、あるいはその両方であるという考え方などがある。
一般的に地震雲とされる雲の特徴
- 比較的低い位置(低い高度)に発生することが多い。
- 風に流されない(流されにくい)。
- 長時間形を変えず消えない。
- 大地震だけに限らず、小規模な地震の前にも地震雲が発生する。
- 雨天や曇天など、空が広く雲に覆われている時には、地震雲とそうでない雲の判別が難しい。
2019年6月17日・18日の地震雲?
昨日の夕方、明石から姫路、岡山方面の空にあったこの雲…
阪神大震災の直前にも同じ様な雲が出てた様な…。証明されてないので、#地震雲 と騒いじゃイカンが。そういや、明石と宮崎で120年に1度位しか咲かない竹の花が開花したとか。その後あちこちで。竹が咲くと天変地異が〜とか聞いたことあるね。 pic.twitter.com/L8l01KKC8V— どらこす (@dorakosu75) June 17, 2019
#地震雲 なんて無いとか、
雲なんかで地震は予知出来んとか、なんかで見た気がするけど、流石にこれ気持ち悪くない?
6月17日の岡山と九州だって。 pic.twitter.com/ICzvqd1511— *樹里* (@du_ub_pray) June 17, 2019
今、千歳市で目撃している雲は、下の写真の雲に似ている。
要警戒である。
ただし、空全体的に波状の雲が出ていることから、どこで地震が発生しても不思議ではない。 pic.twitter.com/xfKwkWI2Lq
— 霖(リン) (@daisaigai_1707) June 17, 2019
なんだか変な雲だなー。#地震雲 pic.twitter.com/5YBievcYmy
— ぱぱやっちん (@papayatching) June 17, 2019
「うわ〜夜なのにまた #地震雲 みたいなやつだ」と思って、写メ撮ったのが6月17日23時42分。前の写メの時みたいに震度4〜5が3日以内・又は海外で大きめかな?なんて思ってたけど…中国で地震あったんだ。ひぇぇΣ(゜Д゜;) pic.twitter.com/YtiTnhLoGJ
— かか (@ka51ka) June 17, 2019
地震雲かな?
なににか目立ってる pic.twitter.com/WppfUg5xgU— DORA70 (@DORA701) June 17, 2019
2019-06-18(火) 08時02分 #あさ ~
【大宮市西口のオヤジより 】なっ、何じゃ、この雲は。。。飛行機雲の跡 or 地震雲 ?????? な朝空でした。今日も、気を付けましょう。 pic.twitter.com/R2zAifU4E4— おおみやのオヤジ (@saita0216) June 17, 2019
最大震度4を記録した地震から2時間経ってもまだ地震雲が残っている(都心部)
このスジ状でランダムに見えるけど、奥の方から放射状になっているのが地震雲の特徴です。
普通の雲は放射状にならない。
はいココ、テストに出るからよく覚えておくよーに! pic.twitter.com/eK0lRw0n0P— あつし (@RD_SURVIVE) June 17, 2019
竜巻?いやなんか地震雲に見えてきた⁈ pic.twitter.com/PYzwsdfRC3
— ジャムパンThis Is Me! (@jampanneo) June 18, 2019
地震雲。
これはヤバそう💦
大きいの来るのかな。 pic.twitter.com/td8lDTqI1L— n.n.1114 (@rusora14yn) June 18, 2019
素人からすると、どれが地震雲なのか?全くわかりませんが少し変わった雲が地震雲?
専門家の先生は?
「雲は地震の前兆になるのか」という科学レポートの寄稿記事が日本地震学会広報紙なゐふる117号(2019年4月)に掲載されました.「地震雲」を不安に思われている方はぜひご覧くださいませ.https://t.co/SPjUFeGHU4 pic.twitter.com/yXugupHUCF
— 荒木健太郎 (@arakencloud) April 1, 2019
「地震雲」を含めて怖がられることの多い雲や空については,著書『#雲を愛する技術 』(光文社新書)で解説しています.該当ページを貼っておきます.フルカラーの写真付きで雲の分類や特徴を網羅的に紹介していますので,興味のある方はぜひご覧ください.https://t.co/lILTF5WQwe pic.twitter.com/pteXYxgzv8
— 荒木健太郎 (@arakencloud) September 7, 2018
彩雲でとる!!
発達した積乱雲由来の濃密巻雲の合間の空で,風に吹かれた巻積雲が肉眼でハッキリわかる虹色をまとっています.夕陽の光を浴びた暖かい空の彩りが幻想的. pic.twitter.com/oW36cv2FLx— 荒木健太郎 (@arakencloud) June 19, 2019
この雲は本当に綺麗です!
荒木健太郎 (Kentaro ARAKI)
雲研究者.気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官.博士(学術)。
1984年生まれ.茨城県出身.慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業.地方気象台で予報・観測業務に従事した後,現職に至る。
専門は雲科学・気象学.防災・減災のために,豪雨・豪雪・竜巻などによる気象災害をもたらす雲の仕組み,雲の物理学の研究に取り組んでいる.著書に『ろっかのきせつ』『せきらんうんのいっしょう』『世界でいちばん素敵な雲の教室』『雲を愛する技術』『雲の中では何が起こっているのか』など。
専門家の荒木先生によるとやはり雲は地震の予兆にならないようです!
まとめ
地震雲について色々と調べてみましたが雲は地震の予知にはならない!というのが今の現状のようです。珍しい雲や普通では見られないような雲は地震と結びつけるのではなく愛でてあげる事が大事のようです!
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