NHKスペシャル医療犬ベイリー引退後は?後任はアニー他の医療犬は

NHKスペシャル
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こんにちは。昨日のNHKスペシャル「ベイリーとゆいちゃん」は見られたでしょうか?医療犬の事は聞いた事がありましたが、昨日番組を見て本当に医療犬のベイリーの賢さにビックリしました!

そこで医療犬について色々と調べてみました。

 

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医療犬のベイリー

 

ファシリティドッグであるベイリーはオーストラリアで生まれ、ハワイの専門施設「Assistance Dogs of Hawaii」でファシリティドッグとしてのトレーニングを開始。2010年1月から2年半の間、静岡県立こども病院に勤務し、2012年からは神奈川県立こども医療センターで勤務してましたが、2018年10月16日に高齢のために引退。

 

 

ベイリー

ベイリー

・ゴールデンレトリバー
・オス

静岡県立こども病院での2年半の勤務をへて
2012年7月から神奈川県立こども医療センター(横浜市)で勤務

この時ベイリーは4歳、ハンドラーの森田さんとは、ハワイの訓練時代からのお付き合いだったそうです。

 

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ファシリティドッグのベイリーとハンドラーの森田さん。

ファシリティドッグとは?

ファシリティドッグ(facility dogs)とは、病院などに常駐して入院中の患者その家族に安らぎを与える役割を担う犬。

動物介在療法にあたり患者の生活の質を改善し治療に役立てるために導入される。特に小児医療では闘病中の子どもたちやその家族に癒しや勇気を与える役割を担う。ファシリティドッグの指導役はハンドラーという。

日本では2010年(平成22年)に静岡県立こども病院に初めて導入された。ハンドラーには看護師や臨床心理士として4年以上の臨床経験が必要とされており、勤務地となる病院の近くにファシリティドッグとともに居住する必要があるそうで、訓練された犬を見つける事も大変ですが、ハンドラーが多分なかなか育たないような気がします。

そして最大のネックは資金面だそうで、1頭のファシリティドッグを病院に導入するにあたってかかる経費は、初年度で約1,200万円、その後も年間約900万円ずつかかるそうです。

 

ファシリティドッグになるためには、子犬の頃から適性を厳しく検査し、専門のトレーニングをして訓練する必要があるそうで、ベイリーの場合は、アメリカの専門施設で訓練を受けていてファシリティドッグ専門の訓練所はまだ日本にはないそうです。

 

ファシリティドッグがストレスなく任務を遂行できるのは、育成施設による犬の適性の見極めと、特別なトレーニングの成果でもある。第1回でも紹介したように、現在日本で活躍するベイリーとヨギは、ハワイにある使役犬育成施設『HCI(Hawaii Canines for Independence / 現Assistance Dogs of Hawaii)』によって、適性のある子犬として選ばれ、育成されたうちの2頭だ。
今後、日本でもファシリティドッグの導入が今より進んだ場合、海外で育てられた犬を連れてくるよりも、日本国内で育てたほうが効率的になってくる。ところが、日本に育成できる施設を作るまでの道のりは、なかなか険しそうだと村田さんは言う。

「日本に育成施設があったらというのは、ずっと思っているし口にも出してきたのですが、実際にハワイの施設を見てきて、これはちょっと遠いなと。マウイ島にあるベイリーの育ったHCIは、施設で一度に管理し切れる頭数は6頭までと制限し、それ以上は犬を置かないのです。施設には犬舎もクレートもなくて、森の中のドッグランのような場所を犬達が自由に走り回っていました。きれいなビーチでリードを外し、みんなでワーイって遊んでいて……。とにかく、犬がのびのびと楽しめることにフォーカスして、無理なく育てられています。だからこそ、病院に常勤するという特殊な環境でも、人に愛情を持って接することができるのでしょうね」

そんなハワイの現状を考えると、日本でベイリーやヨギに匹敵するファシリティドッグを育成できるのかどうかは、かなりの難題だ。

 

ベイリーの引退後どうしているのか?

ベイリーは2019年1月現在で、11歳だそうで、犬の11歳というとかなり高齢の部類に入ります。人間でいうと80歳くらいとのこと。犬は10歳を目安に身体機能の低下が顕著になるとされています。

引退後はハンドラーの森田優子さんと共に暮らしながら、体力的に無理ない範囲で「ボランティア」として病院内の図書館などで子供たちと触れ合うとのことです。

 

一般的には、現役を引退した犬は、進路変更(キャリアチェンジ)をし、家庭犬に戻ります。高齢のためだけでなく、セラピードッグよりも家庭犬の方が向いている犬についても、このキャリアチェンジは行われます。キャリアチェンジを迎えた犬は、「キャリアチェンジ犬」として、里親募集されることもあります。セラピードッグからのキャリアチェンジ犬は、おとなしくて飼いやすい犬が多いのが特徴です。

 

犬の人を癒す力のメカニズム

 

医療現場で活躍するセラピー犬の導入が、全国の医療機関へと広がりを見せている。セラピー犬が患者に近づくと痛みが和らいだり、回復が早まったりするという。なぜ犬には人間を癒やす力があるのか、最新科学が解き明かす4つのキーワード。

<聴覚野>

ハンガリーのエドベシュローランド大学が行った実験から、犬の聴覚野には人間の声色から感情を読み取る場所があることが分かってきた。犬に人の笑い声やうれしい声を聞かせると、聴覚野の活動が活発になる。つぎに、不機嫌な声を聞かせると、活動は低下した。似たような仕組みが、人の脳にも備わっている。つまり、犬には人間と同じように、人の喜怒哀楽を読み取る能力があると考えられるのだ。

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<オキシトシン>

麻布大学の菊水健史教授による研究では、犬とその飼い主が互いに見つめあったときに、人の体内で脳の下垂体から「オキシトシン」というホルモンが分泌されることが分かった。

オキシトシンには心を癒やしたり、体の痛みを和げたりする働きもあり、犬と見つめあったときに人間の体内のオキシトシンは3倍以上に増加。これが、犬のセラピー効果の大きな理由だと考えられる。さらにこの実験では、人と見つめあうことで、犬の側にもオキシトシンが分泌されていることが分かった。
これまで、オキシトシンは同じ種の動物同士が見つめあったり、触れ合ったりしたときだけ分泌されると考えられてきたが、人と犬というまったく違う生き物の間でオキシトシンを分泌しあい、絆を深める仕組みがあることが初めて確認された。

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<コルチゾール>

キツネは凶暴で人にはなつかないが、ロシアの研究所が穏やかな個体だけで繁殖を続けた結果、6世代目には人に甘える仕草を見せるキツネが誕生した。

研究者がキツネの血液を調べたところ、攻撃性を生み出すコルチゾールというホルモンに変化が現れていた。普通のキツネに比べると、穏やかなキツネはコルチゾールの値がおよそ半分。犬の祖先である凶暴なオオカミでも人の手によって長い年月をかけて同様のことが起こり、人になつくようになったと考えられている。

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<脳の海馬>

上記の実験でロシアの研究所がキツネの脳を調べたところ、記憶や学習を司る海馬(かいば)に変化が見られた。人なつっこいキツネは、海馬で生まれる新しい神経細胞が通常のおよそ2倍。脳が若々しい状態を保っているおかげで、記憶や学習の能力が高まっているため、人の指示を理解し、コミュニケーションがとれるようになったと思われる。

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詳しくは、重い病の子どもたちを支えるセラピー犬 ベイリー

犬と見つめ合うことで「愛情ホルモン」の分泌が活発に

犬と人間が互いの目を見つめ合うことで、双方にオキシトシンの分泌が促進されるとの研究論文を、麻布大学動物応用科学科などの研究チームが米科学誌「サイエンス」に発表した。オキシトシンは視床下部から分泌されるホルモンで、生殖と成長に深く関わるホルモンとして注目されている。

オキシトシンは、母性の目覚めや、愛情・友情・信頼などの感情に関与しているとされ、優しくなでたり、抱き合ったりといった皮膚接触によって分泌が増えることが知られており、「愛情ホルモン」とも言われている。

これまでの研究では、母親が赤ちゃんの目を見つめることで、オキシトシン生成が促進され、愛情、保護、親近感などの感情がわき上がることが示されていた。今回の研究では、犬と人間のアイコンタクトを通じ、オキシトシンの分泌が高まることが判明した。

実験の対象となったのは、一般家庭で飼われているイヌとその飼い主30組。飼い主をよく見つめるグループと、あまり見つめないグループそれぞれに分けて、イヌと飼い主との交流によって尿中のオキシトシン濃度がどのように変化するかを調べた。

犬によく見つめられた飼い主8人は、見つめられる時間が短かった22人と比べてオキシトシンの濃度の上昇が大きかった。飼い主が犬にふれる時間が長いほど、犬のオキシトシンの濃度は上がる傾向にあった。

「イヌの視線がアタッチメント(愛着)行動として、飼い主の脳内でオキシトシンの分泌を促進する。それによって促進した相互のやりとりは犬のオキシトシン分泌も促進する」と、研究者は説明している。

動物介在療法でうつ病や認知症、がんの治療を向上

米国では犬などのペットを飼っている家庭は7,100万世帯に上る。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の動物介在療法プログラムによると、ペットを飼っている人は、そうでない人に比べ、うつ病や気分障害を発症する割合が低いという。うつ病の高齢者が動物にふれあうことで、症状が軽減されることも確認された。

犬などの動物にふれることで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少し、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが増え、さらには心拍数や血圧が下がる効果を得られるという。

ニューヨーク市のベス イスラエル医療センターが行った研究では、治療を受けているがん患者が犬などの動物にふれあうことで、メンタル面が安定するようになり、生活の質が向上することが確認された。

研究には頭頚部がんを発症した37人の患者が参加した。参加者はストレスの大きい化学療法と放射線療法を受けていたが、1回15~20分の犬とふれあう時間を作ることで、6週間後に感情的な充足度が向上したという。

また、米国のメリーランド大学が行った研究では、犬とのふれあいを続けることが、認知症患者のメンタルヘルスと身体機能の維持・向上に効果があること分かった。40人の認知症の高齢者を対象としたこの研究では、犬との定期的な交流を含む動物介在生活プログラムを実施した後、うつの症状が軽減されることが分かった。

この研究では、犬とふれあう60分~90分のセッションを毎週2回、3ヵ月にわたって実施。ペットを介在したプログラムによって、メンタル面だけでなく身体機能の向上もみられる傾向が示されたという。

ヒトとイヌの生物学的絆を実証(麻布大学 2015年4月17日)
UCLA People-Animal Connection(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
ベス イスラエル医療センター

 

ベイリーの後任はアニー

 

研修のため渡米したハンドラー森田がアニーと初対面した時の様子

 

神奈川県立こども医療センターで2012年7月より活躍してきたベイリーの後任犬として、国内3頭目のファシリティドッグアニー(ゴールデン・レトリバー種、1歳6か月・メス)の着任が決まりました。本導入は、かながわ県立小児医療基金、一般財団法戸沢暢美財団(理事長 原尚美氏)のご支援により実施するものだそうです。

 

他のファシリティドッグは

ファシリティドッグ01

 

静岡県立こども病院(静岡市葵区)にいるヨギ(7歳?)

現在日本にはアニーとヨギのみが医療犬として活躍しているそうです。

 

ファシリティードッグについてのお問い合わせ等はこちらに ⇒ シャイン・オン・キッズ

 

Patient Testimonials – Shine On! Kids 2013 Extravaganza

まとめ

 

先日のNHKスペシャル「ベイリーとゆいちゃん」を見て、医療犬のベイリーが本当に子供達の力になって勇気を与えていた放送を見て感動しました。

色々と調べてみると導入自体が凄く大変だという事も知りました。

少しでも多くの方に医療犬の事を知ってもらい、少しでも多くの病院で医療犬を導入できると良いな~(犬嫌いの人はどうだろう???)

 

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