こんにちは。5月22日(水)~5月26日(日)まで5話連続で夜9時から不朽の名作『白い巨塔』が岡田准一主演でまたまた放送されますが、今回の作品は過去の作品と何か違うのでしょうか?過去の作品のあらすじと主題歌について調べてみました。
白い巨塔2019あらすじ
第一夜あらすじ
腹腔鏡手術のスペシャリストとして医学界に名を馳せる、浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎(岡田准一)。逞しい体と精悍な顔つきに加え気さくな人柄は、付属大学の学生や医局員たちに慕われ、浪速大学のスター准教授として君臨していた。
ある夜、浪速大学・滝村名誉教授(小林稔侍)の喜寿を祝うパーティの最中、“スペ患”である近畿新聞会長・山田音市の容態が急変。膵癌を患う山田は、執刀医に財前を指名する。本来、山田は第一外科・東貞蔵教授(寺尾聰)の“スペ患”。上司である東を差し置いて自分が執刀するわけには…と躊躇いを見せる財前だったが、心の中では期せずして舞い込んだチャンスにほくそ笑んでいた。
手術は無事成功し、財前には山田から高級ワインと数百万の現金が贈られる。財前によって自分の“スペ患”が救われたことに、表面上では平静を装いながらも、東はその事実を苦々しく受け止めているのだった…。
そんな中、浪速大学医学部では東の退官に伴う教授選挙が近づいていた。「君を次期教授に推薦しようと思う」――そう、恩着せがましく財前に囁く東だったが、その実、腹の内では財前ではない人物を、と考え始めていた。
その矢先、同期である第一内科・准教授の里見脩二(松山ケンイチ)から胃癌再発患者のカルテを見せられる。財前の診断では、原発巣は胃ではなく膵臓。再発は誤診断である、と指摘するが、その診断を下したのが、浪速大学医学部長の鵜飼裕次(松重豊)だとわかった途端、翻意する!教授選に備え、上層部に楯突くようなことは避けようとする財前を非難する里見だったが…?
やがて、東が財前以外の人物を教授選候補に擁立することが判明。財前は、義父である財前又一(小林薫)の財力と政治力を最大限に活かし、浪速大学医学部第一外科教授という悲願に向けてさまざまな工作を開始する。
欲望が渦巻く教授選は、思いもよらぬ展開へ…。そしてその後も、過酷な運命が財前を翻弄していくことになる!
過去の作品では?
田宮二郎…映画「白い巨塔」1966年(大映)
佐藤慶…テレビドラマ「白い巨塔」 1967年(NET・現テレビ朝日)
田宮二郎…テレビドラマ「白い巨塔」1967年(フジテレビ)
村上弘明…テレビドラマ「白い巨塔」1990年(テレビ朝日 )
唐沢寿明…テレビドラマ「白い巨塔」2003年(フジテレビ)
過去何度も「白い巨塔」はドラマや映画で放映されています。
相関図・キャスト
誰が誰の役をやっていたのか?わかりませんね。。。
白い巨塔 といえば財前教授の総回診
やっぱりこの場面が印象的です!
主題歌は『アメイジング・グレイス』?
2003年(フジテレビ)は『アメイジング・グレイス』でした。
追記(5月22日)
主題歌等音楽は 兼松 衆さんが担当されていましたね。
昔を知る人達は違和感を感じるかもしれませんが、令和ですからね!
斬新な感じで良かったと思います。(個人的感想)
それにしても第①話良いところで終わるわ~結末はわかるけど(笑)
テレビ朝日 開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル
山崎豊子『白い巨塔』 音楽を担当しました
ついに今週! 5月22日(水)~26日(日)まで 5夜連続で夜9時からOAです
バッキバキの音楽をたくさん録音しました!お楽しみに!https://t.co/PbMv4n8rlk— 兼松 衆 (@shukanematsu) May 20, 2019
『アメイジング・グレイス』
イギリスの牧師、ジョン・ニュートンが作詞。作曲者は不詳となっていますが、スコットランドの民謡という説や、南アメリカで作られたなど諸説あります。
奴隷商人から牧師に転身した男が書いた、懺悔と感謝の歌で、日本では結婚式に使われる場合もありますが、世界ではお葬式に使われる場合もあるそうです。
歌詞をじっくり読めば、結婚式には少しそぐわない部分もあるなーと感じるのですが、曲調や賛美歌という観点から見ると、全く合わないというものでもありません。
『アメイジング・グレイス』を和訳すると、”驚くべき恵み”という意味ですが、それだけだと、ちょっと何言ってるか分からないので、日本語訳を一部抜粋してみます。
アメージング・グレース
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる
道を踏み外しさまよっていた私を
神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見出すことができるWorldfolk song.com
簡単に表現すると「神様、道を踏み外してしまった僕まで助けてくれてありがとう。道が見えました」という感じかも知れません。
ではこの歌詞は「白い巨塔」の中で、誰に向けて歌われたものなのでしょう? ドラマの中でどのような意味を持つのでしょう?色々と考えられますね!いいとお
過去の作品の感想
岡田准一、「白い巨塔」財前五郎役に「魔物が憑いている役だと思いました」https://t.co/UTeT6DagQi
#岡田准一 #白い巨塔 pic.twitter.com/mvAbaslRFv
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) March 31, 2019
2003年に放送された唐沢寿明版もよかったが、私にとっての『白い巨塔』は、1978年に放送された田宮二郎版だ。教授選や医療ミスなど、それまでの病院ものでは描かれなかった大学病院の内幕ものというのが新鮮だった。
なかでも印象的だったのが、田宮演じる財前五郎が、手術をした日の夜、必ず愛人の家に寄るくだり。血を見ると女性を抱きたくなるのね… と、小学生だった私はちょっとドキドキした。
ただ子供には、太地喜和子演じる、愛人・花森ケイ子の魅力がよくわからなかった。この人、色っぽいけど、美女ってわけじゃないしなぁと。それと、五郎の悪のブレーンとなるオジサンたちが策を練る、料亭の場面の長さったら。あぁ、また料亭か! オジサンたち、話長いんだよ、とテレビの前でぶつぶつ言った気がする。
教授選を経て、後半は医療ミス裁判がストーリーの中心となり、さらには五郎が病に蝕まれる様子が描かれる。ドラマの内容は、深刻で重たい。だが、こうした内容に反して、テレビドラマ・アニメ主題歌の巨匠、渡辺岳夫が作ったテーマ曲は清々しく軽やかだ。
「財前教授の総回診が始まります」(シリーズ前半は東教授の総回診)という女性の声の後にこのテーマ曲が流れてくると、ワクワクする。回を重ねて、ストーリーが重たくなればなるほど、このテーマ曲が救いになってくる。唐沢版のオリジナルテーマ曲とラストに流れる「アメイジング・グレイス」も悪くなかったが、私には田宮版の清々しさがぐっとくる。
唐沢版放送の翌年、フジテレビの CS チャンネルでこの田宮版が一挙放送された。26年ぶりに観た田宮版の料亭場面、めちゃめちゃおもしろいじゃないの! 金子信雄、曽我廼家明蝶、小沢栄太郎、小松方正といった海千山千の曲者たちのやり取りが最高。ここでは、さすがの財前五郎もほんの若造という感じだ。ちょこんと隅っこに正座し、曲者たちの会話に素直に相槌を打つ五郎が、かわいくさえ見える。
そして、太地演じる花森ケイ子の魅力にもやっと気がつく。色っぽい妖婦なのに、ときに菩薩にも童女にも見えるケイ子。五郎の本心を見抜き、発破をかけたり皮肉を言ったりしながらも、五郎を母性で包み込む。
母一人子一人で育ちながら、医師として大成するため、財前家に婿養子に入った五郎だが、実は母親思いで仕送りや電話を欠かさない。ケイ子を愛人にしたのも、母恋しのマザコンゆえなのかな… と思えてきた。
78年放送時、最終回の放送を待たずに、田宮二郎は猟銃自殺を遂げる。なんだかほんとに財前五郎になっちゃったのかな、当時私はそんなことを思った。まるで、役に殉じたみたいだ。そういえば、田宮の本名は柴田吾郎というらしい。
生きていれば、田宮は今年2018年の8月で83歳。老境に入った財前五郎、いや田宮二郎を見てみたかったなぁと、今も時々思う。
前回の作品は見ましたが田宮二郎の作品は見たことがないので何とも言えませんが、このような意見があると言うことは田宮二郎の演技が素晴らしかったのでしょうね!
個人的には唐沢さんも良かったのですが、今回の岡田准一も雰囲気は良いです!
初めってからの楽しみですね!
白い巨塔の魅力
「白い巨塔」岡田准一を松山ケンイチが絶賛「役者として面白くて仕方がない人」https://t.co/yvpe82Oofs
#岡田准一 #松山ケンイチ #白い巨塔 pic.twitter.com/pz5kufMpJ7
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) April 23, 2019
女性作家の中には希に、男性よりも男性を描くことが上手い人々がいます。この本の作者、山崎豊子もその一人です。財前五郎の魅力とは何なのか。天才的な外科医でありながら、傲慢で権力欲が強く、出世に飽くなき情熱を燃やす一方で、成り上がり者ならではの小心さ、土壇場での弱さも持つ。ダークヒーローというにはあまりに泥臭く、格好良さというものがありません。しかしどうしようもなく惹かれる”臭い”があります。フェロモンというものでしょうか。不完全だからこそ、みっともないからこそ、どうしようもない、私が支えてあげないとずぶずぶ惹かれてしまう、そんな魅力です。一方で、もし私はこの世界に生まれ変わるならば、財前五郎のように生きたいと思いました。彼と対のようにして描かれる里見脩二の、清廉潔白で、正義のためならば不利益を被ることもおそれない生き方は美しい。しかし美しいがゆえに思い描くことは容易です。実行することだけが、とても難しいのです。
財前五郎の生き方は、ジェットコースターにも似て先の見通しがつきません。その中をただ自分一人の力と意志を持って生き抜いていくことは、「生」そのものであるように思います。ただ、この世の大勢の人に理解されるかは分かりません。作者はおそらく財前の生き方に惹かれていたのでしょう。当初、この本が連載された時、財前は人生の栄光をつかんだまま話を終えます。しかし世の反響が大きかったために書かれた続編では、うって変わって彼の転落が描かれていくのです。
それでもとことんまで落ちるのではなく、途中で死という形で人生を打ち切られたことは、作者の財前への抑えきれない執着であるような気がしてなりません。しかし私は……誰かがやらなければならないと思うのです。恵まれた人が恵まれた道を歩み、上に行くこと。清廉潔白な人が潔白なまま、相応の生を歩むこと。人の世はそれだけでは済みません。その下に、才能か人格か生まれか、何かが不足して、ゆえにそのままでは上になど決して行くことが出来ない人達がいるのです。
そんな人達がそのまま沈んでいく世の中が正しいのか。そんな人達が泥臭く這い上がる世の中は間違っているのか。そんな人達が引っかき回す世の中こそ、この世のあるべき姿ではないのか。なぜなら、この世界には恵まれた人より恵まれない人が、人格者より非人格者のほうが多いのですから。
財前五郎はダークヒーローなどではなく、ただの等身大の人間なのです。それでも彼の生き方が、あるいは人格が正しいとは思いません。彼を「正しくない」と断じることによって、人々は自らを省み、襟を正します。
誰かがやらなければならないのです。恵まれなかった我が身を世界に向かって打ち付け、それでも「正しくない」と断罪されることで、この世界を前に進めることを。……そう、まるでガン細胞のように。あるいはウィルスのように。
人はそれをヒーローとは呼びません。それでも、誰かがやらなければならない役目なのです。
人類はまだ、ガン細胞を克服することは出来ていません。
この感想を読む限り、何度も見たくなる作品なのだな~と思います。僕も早く見たいです!
あらすじとしては過去のモノと微妙に違いますが大まかには同じように財前五郎が亡くなるのでしょうね?!
まとめ
5月22日(水)~5月26日(日)まで5話連続で夜9時から不朽の名作『白い巨塔』が岡田准一主演でまたまた放送されますが、今回の作品は過去の作品と何か違うのでしょうか?過去の作品のあらすじと主題歌について調べてみました。
主題歌については個人的にはアメイジンググレースで良いと思うのですがわかり次第追記したいと思います。
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