こんにちは。今日はビックリしたニュースが!体操女子の18年世界選手権個人総合銀メダリスト・村上茉愛(日体ク)さんが両仙腸関節症のため、18日のNHK杯を直前練習を途中で切り上げ棄権した。この大会を棄権した事で、10月に行われるドイツでの世界選手権へ出場出来ない!との事で本当に残念なニュース!特例を示唆する等対処するようですが、それよりも両仙腸関節症とは?とはどのような腰痛?なのか?どれくらいで治るのか?復帰出来るのはいつか?色々と調べてみました。
村上茉愛(むらかみ まい)
フルネーム | むらかみ まい |
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愛称 | ゴムまり娘 |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1996年8月5日(22歳) |
生誕地 | 神奈川県相模原市 |
故郷 | 神奈川県相模原市 |
居住地 | 神奈川県相模原市 |
身長 | 148㎝ |
体重 | 48kg |
種目 | 体操競技 |
得意種目 | 跳馬・ゆか |
実績 | 2017年世界体操競技選手権モントリオール大会(ゆか)1位 |
代表 | 2016年リオデジャネイロオリンピック女子体操日本代表 |
所属 | 池谷幸雄体操倶楽部 |
練習場 | 池谷幸雄体操倶楽部 |
学歴 | 日本体育大学 在学中 (2016年4月1日現在) |
コーチ | 村上仁、大野和邦 |
元コーチ | 池谷幸雄 |
技名 | シリバス |
昨年(2018年)はFIG体操ワールドカップの女子個人総合で初優勝すると、全日本選手権の個人総合で3連覇を果たしNHK杯の個人総合を2連覇していた。
しかし今年4月に行われた全日本選手権で寺本明日香(ミキハウス)に及ばず2位となり、4連覇を逃したが、試合後には腰を痛めていたことを明かし、「3月中は腰が痛すぎてギックリ腰になったんじゃないかというくらい。日常生活にも支障があった」と話していたそうで、3月もしくは2月頃からずっと痛みがあり、4月の全日本でもそれが原因で寺本選手に負けたのでしょうね。
しかし今回は本当に悔しいと思います。
仙腸関節症(せんちょうかんせつしょう)とは?
実際、腰痛を訴えて来院、通院する方は多い。時に、他の病院で腰の手術をしたが(ヘルニアまたは腰部脊柱管狭窄症の診断で)、腰痛がとれない、痛くて日常生活で困る、仕事にならないと訴えて来院する方がいます。そういった腰痛の中で、仙腸関節障害が慢性腰痛、日常困るほどの腰痛の原因となっていることがあります。
仙腸関節とはどこにあるかというと、骨盤の骨である仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)の間にある関節で、周囲の靭帯で強固に連結され、脊椎の根元にある関節です。関節ではあるものの、他部位の関節(肩、肘、手関節、股関節、膝関節など)とは異なり、ほんのわずかな動きがあるのですが、画像検査ではほとんどわからない程度の動きです。この関節では日常生活での身体を支える働きとして根元から脊椎のバランスをとっています。中腰での作業や不用意な動作、あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じてくると、痛みが発生するようです。いろいろな所で加療したが良くならない、その原因がはっきりしない、といった腰痛の原因が仙腸関節障害であったことが多く経験されます。仙腸関節障害は稀ではなく、年齢や男女に関係なく、慢性腰痛の原因になります。
症状としては片側の腰臀部痛、下肢痛が多くみられます。腰痛の部位は、仙腸関節を中心とした痛みが一般的で、臀部(でんぶ)、鼠径部(大腿の付け根)、下肢などに痛みがきます。ぎっくり腰のような急性腰痛の一部も仙腸関節の捻挫が原因となっていることがあります。
みな・みな・ねっと広報誌2017年12月号(診断できない腰痛?)松島 忠夫先生 より引用
実は仙腸関節症という病名はあまり言われる事が無く、仙腸関節炎や仙腸関節障害と言われる事が多く、この仙腸関節症と言う名前が正しいのか?どうか良くわかりません。
体操選手はもともと関節の可動性が普通の人以上にあり(わかりやすく言うと身体が柔らかすぎる:関節が柔らかい)(多くの選手)が村上選手の身体の柔らかさが実際にどうなのか?わからないので何とも言えませんが、柔らかすぎる場合は仙腸関節部分の可動性が過剰となり不安定な状態になっている可能性があります。逆に固い場合、仙腸関節に負担がかかりすぎ、炎症を起こしているのではないでしょうか?不安定になっている事は同じですが。
復帰はいつ頃?
これも実際は非常に難しいです。この仙腸関節症をしっかり治すために練習を全く行わないのであれば、治る時間も短縮されますが、体操選手は痛みがあっても練習をする事が多く、全く練習をしないと言う事は練習しない不安が強く出ますので、なかなか難しい!そして照準をどこにおくか?でリハビリの計画が変わってきます!
今のところ10月のドイツでの世界選手権は微妙ですが、もし10月に照準を合わせる事が出来るのであれば、少し練習を休む事が出来ます。その前に何か大会に出て結果を出す必要があれば、そこに照準を合わせなければいけません。そして多くのスポーツ選手・アスリートは100%の痛みが消失した状態での復帰はほぼ無く、多少痛みがあっても練習や試合に出る場合がほとんどなので、70%くらいの回復で不安はあるが試合に出ると思います。
実際に村上選手の場合、4月の日本選手権に痛みがあっても出場してますし、今回も痛みがMAX?なのに直前まで、棄権するかどうか?判断をしていました。
先日の内村航平選手も身体がボロボロの状態でも試合に出場しています。
ただ今回は本当にしっかり休んで、身体を治しそれから練習を再開して欲しいと願います。
日本を代表する選手ですから多くの優秀なスタッフ、メディカルチーム等が付いていますから少しでも早く復帰出来るように様々な方法を行うと思います。
追記6月25日
棄権した翌日は完全休養したが、2日後からはリハビリを始めた。回復してきたかと思えば痛みがぶり返す苦しい日々。折れそうになった心を支えたのは、村上が「予想外だった」と言う周囲のリアクションだった。他の選手や関係者から「ごめんね」という言葉をかけられた。「頑張らせすぎた、という意味だと思うけど、みんながそれほど応援してくれたのが分かったし、みんなが“村上が必要”と言ってくれることが心の支えだった」と振り返る。
両肩痛で4月の全日本選手権で予選落ちを喫した五輪連覇の内村航平(リンガーハット)からも「ゆっくり治して、一緒に頑張りましょう」というメッセージが届いたという。「世界王者にそんなこと言ってもらえるだけで嬉しかった」という村上は「必死に治して頑張ります」と返信した。
コンディションはまだ万全には程遠いが、自らの意志で今大会への出場を決断。種目は跳馬のみに絞るが、「結果を狙いにいくのは難しいかもだけど、元気に体操していますねと見せつけられる試合になればいいかな」と意気込みを口にした。
本日21日、村上茉愛選手が公式練習後に取材に応じ、
全日本種目別は、種目を跳馬のみに絞って出場することを明かしたそうです。コンディションはまだ万全ではないなかで、
「今回は経験の一環として自分の意志で出ることを決めました」とのこと。また、
世界選手権の可能性がなくなった理事会の直後に、内村航平選手から
「ゆっくり休んで、また一緒に頑張りましょう」というメッセージが届き
「必死に治して頑張ります」と返信。
「自分は一人じゃない」と強く感じることができたそうです(*^^*)“一緒に”って言葉が嬉しいですよね
優しいキング(*^^*)
本当は無理して欲しくないのですが、頑張り屋さんだから仕方ないのかもしれませんね。。。
世界選手権出場は?
賛否両論ありますが、日本の第一人者の怪我での棄権ですからね。。。
田中光女子強化本部長は「もう一度理事会に提案する可能性がある」と“特例”を示唆した。
事前に定められた日本代表選出のルールは、全日本選手権の個人総合(予選と決勝の合計)と、この日に行われたNHK杯の得点を合わせ、個人総合の上位4人を代表として選出(年齢、国籍など代表の規定を満たさない選手は除外される)する。この項目により、寺本明日香、畠田瞳、杉原愛子、梶田凪の4人が代表に決まった。
残る1人はチームとしての得点が最高になるようなスペシャリストが選出される。その条件として、全日本選手権とNHK杯の合計得点で12位以内に入っている必要があった。NHK杯を棄権した村上は12位以内に入れず、代表入りは消滅した。
日本協会にとって、負傷によるエースの不在は想定外の事態。田中女子強化本部長は、今後、村上が代表に選出される可能性について「ルール上、選考基準を出しているので、ない」と否定はした。しかし、「不測の事態で厳しい状況なので、計算をし直して、もう一度理事会に提案する可能性がある」と“特例”も示唆。「村上さんが出た時、出なかった時の計算をして、女子の強化本部会で協議して理事会に出すか考えたい」との考えを示した。
理事会への提案の具体例としては、「補欠で入れる」、「NHK杯12位以内(の条件)を取り除く」を示した。「去年の個人総合2位の選手がいなくなる。ネームバリューもある。非常に苦しい」と緊急事態であることを認めている田中女子強化本部長は「この事態を深く重く受け止めている。できるだけのことをして、なんとか枠を取りたい」と語った。
追記6月8日
日本体操協会は8日、都内で理事会を開き、女子の村上茉愛(日体ク)の世界選手権(10月、ドイツ)代表入りへの救済案を認めなかった。
選考基準では代表5人のうち4人をNHK杯上位から決定。残り1人はNHK杯12位以内を条件に全日本種目別選手権(22、23日、群馬)の結果も踏まえて選ぶ。村上は両仙腸関節症でNHK杯を棄権し、同大会後に田中光女子強化本部長は代表選考基準の見直しも含め、村上の救済を検討する考えを示していた。
その後、5月29日の女子強化本部会で残り1人について「NHK杯12位以内またはナショナル強化選手から選べる」との解釈が浮上。だが、6月5日の女子強化本部会では賛否両論渦巻き、この解釈が可能かどうか迷走して結論を出せなかった。
理事会では推薦によるナショナル強化選手入りは承認されたが、代表入りについて1時間以上にわたって激論が交わされた。田中強化本部長は新たに、「全日本種目別の点数を検証させてもらえないか」と特例を提案すると、塚原光男副会長が吠えた。「選考方法なんてのは絶対に後付けはダメ。スポーツの基本」とし、過去に2回、怪我をしたトップ選手を世界大会に救済したが、結果を出せなかった例を挙げた。
その上で、塚原副会長は村上の状態について「あれは1回やったら当分、動けない。爆弾的な怪我なんですよ!」と持論を述べた。山本宜史専務理事は「絶対に村上選手が必要なのは分かるが、ルールはルール」としたが、二木英徳会長は「建前ばっかり言ってても、メダルは取れんわな」とつぶやいた。
1時間半に及んだ議論の末、NHK杯棄権の村上を選考対象に含めるかどうかで決を取った結果、反対が上回り、村上の世界選手権への道は消滅した。
残念ですが仕方ないですね。
正しい結論だとは思うがあの夫婦だしなぁ。おまいう感半端ない。
しかし特例認めないとなると羽生とかはどうなるのよ?
まあ、理由は兎も角結果が全てだよなぁスポーツ界。村上茉愛は世界体操アウト、特例巡り塚原光男副会長吠えた(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース https://t.co/XEAJCYsUhH
— テンプラー星人 (@alientempura) June 8, 2019
村上選手は落選でもめげることなく、2020を目指してほしいです。
忖度だらけの政界や社会と違って、
「ルールは曲げない」のが、スポーツの魅力ですからね。村上茉愛は世界体操アウト、特例巡り塚原光男副会長吠えた(スポニチアネックス) https://t.co/PDTMNfoXpk
— ルイガノTR1 (@ruiganotr1) June 8, 2019
多くの方々の意見は?
ルールは守るべき!特例など認めるできではないと思います。
メダルを取れるか?五輪に出られるか?よりルールを守ることが大事でしょう!
なんのためのルールなのですか!?なんでも有り、とても怖いです。村上茉愛 前代未聞の救済案浮上|BIGLOBEニュース https://t.co/NKO0v031Xu
— taira (@taira19560530) May 18, 2019
種目別女王がワールドに出れないなんて無いわ。五輪の枠取れなかったらどうするの?その点、スケ連は1枠は実績枠として残してる。杓子定規に全日本の結果でえらんでたら、羽生結弦の五輪二連覇も無かった。
体操・村上茉愛が涙のNHK杯棄権、世界選手権アウト https://t.co/Gk2yyB9Fbo
— うみいぬ (@HappyChappy510) May 18, 2019
村上茉愛がNHK棄権 強化本部長が明かした前代未聞の救済プラン #ldnews https://t.co/4qEGaV11ro一度発表した代表選考基準を途中で変更するなんて、そうまでして東京五輪でたいのか・・・。大人として恥ずかしくないのか?
— たーくん (@ts_sugiyama) May 18, 2019
村上茉愛がNHK棄権 強化本部長が明かした前代未聞の救済プラン – ライブドアニュース
個人的には特別な選手は特別扱いしても良いと思っている。 https://t.co/6RKCIF3IPT
— ルルド鍼灸 (@lourdes42272) May 18, 2019
本当に賛否両論ありますが、どっちが良いかはわかりません。もし仮に出場出来るのであればそれは喜ばしい事ですが、結果を出さなければバッシングを受けるでしょうね!
まとめ
体操女子の18年世界選手権個人総合銀メダリスト・村上茉愛(日体ク)さんが両仙腸関節症のため、18日のNHK杯を直前練習を途中で切り上げ棄権しましたが、この両仙腸関節症とは?どのような腰痛?なのか?どれくらいで治るのか?復帰出来るのはいつか?を色々と調べてみました。
世界選手権に出場出来るかどうか?微妙ですが何となく特例が決まりそうですね。
それよりも村上選手の早期の完全復活を祈ります!
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