2023年3月に開催される、WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の日本代表・侍ジャパンに選ばれた、ラーズ・ヌートバー選手。

ラーズ・ヌートバー選手はアメリカ国籍で、海外生まれの日系人として初めて日本代表に選ばれました。

ラーズ・ヌートバー選手の父親はオランダ系のアメリカ人のチャーリー・ヌートバーさん、母親は日本人の久美子・榎田・ヌートバー（クミコ・エノキダ・ヌートバー）さんです。

そんな気になるラーズ・ヌートバー選手の家族について調べてみました。

また、ラーズ・ヌートバー選手がなぜWBCの日本代表として選ばれたのか、プロフィールや経歴も一緒にまとめてみました。

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【画像】ヌートバーの家族｜両親は父がアメリカ人で母が日本人

（画像引用：Facebook）

こちらの画像はラーズ・ヌートバー選手の家族写真です。

左から、父・母・ラーズ・ヌートバー・姉・兄です。

とても美男美女なご家族ですよね。

ラーズ・ヌートバー選手の家族構成は父・母・兄・姉・ラーズ・ヌートバーの5人家族です。

ラーズ・ヌートバー選手は、3兄弟の末っ子です。

ヌートバーの父・チャーリーは日本に留学経験あり：オランダ系のアメリカ人

（画像引用：NHK）

ラーズ・ヌートバー選手の父親のチャーリー・ヌートバーさんは、オランダ系のアメリカ人です。

父・チャーリーさんは、世界大学ランキング2022で第2位となったカリフォルニア工科大学を卒業しています。

大学の副専攻で日本語を学ぶために、日本へ留学していたことがあるそうで、大学卒業後は日本企業の東洋水産に就職されました。

東洋水産就職後はシアトルに転勤したり、転職したりを経て、地元カリフォルニアに戻り、2023年現在は、地元のカルフォルニアでゴルフ用品の輸出業をしているそうです。

そんなラーズ・ヌートバー選手の父・チャーリー・ヌートバーさんは元野球選手だったようです。

米国出身で日本企業に勤めたこともある夫、チャーリーさん（５６）は元野球選手。

学業を優先して高校で引退したが、実力者だったという。

（引用：サンスポ）

ラーズ・ヌートバー選手が野球選手になったのも、父親・チャーリーさんの影響かもしれませんね。

ヌートバーの母・榎田久美子は埼玉県出身の元ソフトボール選手

（画像引用：NHK）

ラーズ・ヌートバー選手の母親の久美子・榎田・ヌートバーさんは、生まれも育ちも埼玉県の日本人です。

母・久美子さんは元・ソフトボールの選手で、学生時代は埼玉の強豪・松山女子高で活躍していたそうです。

母・久美子さんは俊足を買われて遊撃や外野を守っていたそうで、ラーズ・ヌートバー選手が所属するカージナルスで1番打者をしているのも、久美子さんの俊足を受け継いでいるからなのかもしれませんね。

また、母・久美子さんはラーズ・ヌートバー選手とは、今でも毎日連絡を取り合っているようです。

メジャーリーガーになった今でも、久美子さんは愛息に毎日のようにメッセージを送る。

「特に打った時は、あの二塁打は良かったねとか、あの本塁打は勝負強かったとか。そしたら、向こうもサンキューと返してきたり」。

（引用：中日スポーツ）

母・久美子さんはソフトボール経験者なので、ラーズ・ヌートバー選手へアドバイスを兼ねたメッセージを送っているようですね。

ヌートバーの両親の出会いが劇的

（画像引用：Facebook）

ラーズ・ヌートバー選手の父・チャーリーさんと母・久美子さんは、どのようにして出会ったのでしょうか？

その出会いはとても劇的でした。

お二人の出会いの始まりは、日本に興味があったチャーリーさんが、語学留学していた日本人の久美子さんを紹介してもらったことがきっかけでした。

クミ　私が専門学校を卒業後、語学留学をしていたときに、カリフォルニア・ポリテクニック州立大の学生だったチャーリーと出会ったんです。

日本に興味があるアメリカ人がいる、と紹介されて。

（引用：NumberWeb）

その後、チャーリーさんは日本語を学ぶため日本へ留学を決め、久美子さんも帰国することになっていました。

そこで、チャーリーさんの滞在先と久美子さんの家が同じ”埼玉”だったことから、会えるかもねと話していたそうです。

クミ　彼が日本に留学、それも坂戸（埼玉）のホストファミリーの家に滞在する予定って聞いたんです。

えっ、地元近いじゃん！　って。

私もちょうど帰国するタイミングだったので、どこかで会えるかもね～なんて話してたんですけど

（引用：NumberWeb）

しかし、チャーリーさんの滞在予定のホストファミリーからドタキャンされてしまい、唯一の知り合いの久美子さんに頼ることに。

その結果、チャーリーさんは久美子さんの家族にも受け入れてもらえたそうです。

チャーリーさんは日本語の勉強を続けるために日本へ向かおうとしたが、土壇場でホストファミリーが受け入れを拒否。

唯一の知り合いだったクミさんに電話をして頼った。

チャーリーさんは家族に受け入れてもらい、それ以来、2人はずっと一緒だという。

（引用：FullCount）

久美子さんの留学先のカルフォルニアで出会い、チャーリーさんの留学先の埼玉で再会出来るなんて、とても劇的ですよね。

お二人の出会いは必然的なものだったのかもしれません。

【画像】ヌートバーの家族｜兄姉もスポーツ選手だった

こちらの画像はヌートバー選手のご家族です。

右上が兄のナイジェル・ヌートバーさんで、右下が姉のニコール・ヌートバーさんです。

兄も姉もかわいいですよね。

当然ヌートバー選手もかわいいのですが。

ヌートバーの兄・ナイジェルは元プロ野球選手

（画像引用：Facebook）

こちらの写真が、ラーズ・ヌートバー選手の4歳年上の兄・ナイジェル・ヌートバーさんです。

兄弟なだけあって、ラーズ・ヌートバー選手にとてもよく似ていますね。

兄・ナイジェルさんはラーズ・ヌートバー選手とともに、小さい頃からスポーツをしていたようです。

――3人とも幼少期からスポーツを？

クミ　長男とラーズは野球・サッカー・バスケット、長女はバレーボールを主に。

3人とも運動は好きでしたね。

（引用：NumberWeb）

その影響からか、兄・ナイジェルさんはラーズ・ヌートバー選手と同じく元々プロ野球選手でした。

兄・ナイジェルさんはアメリカンリーグのボルチモアオリオールズの傘下で、リリーフ投手として活躍していたようです。

（画像引用：MILB.COM）

ラーズ・ヌートバー選手が野球を始めたのも、父・チャーリーさんやお兄さんが野球をしていたことがきっかけだったようです。

ヌートバーの姉・ニコールはお母さん似でかわいい

（画像引用：Facebook）

こちらの写真が、ラーズ・ヌートバー選手の3歳年上の姉・ニコール・ヌートバーさんです。

とても笑顔が可愛らしいですよね。

母の久美子さんと比較すると、身長はニコールさんの方が高いですが、顔は久美子さんとそっくりなことがわかります。

（画像引用：Facebook）

着物姿もとても似合っていますね。

ニコールさんの職業については不明ですが、SNSの職務経験にスポーツトレーナーとあることから、スポーツトレーナーの職に就いていると思われます。

（画像引用：Ouchi-media）

姉・ニコールさんも小さい頃はバレーボールをしていたので、ヌートバー家はスポーツ一家ということがわかりますね。

【画像】ヌートバーの家族｜祖父（母方）は榎田達治でミドルネーム「タツジ」の由来

（画像引用：スポニチ）

こちらの画像の右側がラーズ・ヌートバー選手の母方の祖父・榎田達治さんです。（祖母は榎田一子さん）

ラーズ・ヌートバー選手のミドルネームは「タツジ」ですが、ミドルネームの由来は祖父の「タツジ」さんから付けられています。

ちなみに兄のナイジェルさんのミドルネームは「榎田（エノキダ）」で姉のニコールさんのミドルネームは「夏海（ナツミ）」さんです。

 

【画像】ヌートバーはどんな選手なの？

（画像引用：Instagram）

ラーズ・ヌートバー選手はスポーツ一家で生まれ、兄弟そろってスポーツ好きなことがわかりました。

ラーズ・ヌートバー選手がメジャーリーグで活躍されているのも頷けますね。

しかし、ラーズ・ヌートバー選手はアメリカ国籍なのですが、なぜWBCの日本代表に選ばれたのでしょうか？

ここからは、ラーズ・ヌートバー選手がWBCの日本代表に選ばれた理由をはじめ、ラーズ・ヌートバー選手のプロフィールや経歴などをご紹介します。

ヌートバーの国籍はアメリカなのになぜ日本代表に選ばれた

（画像引用：NHK）

ラーズ・ヌートバー選手はアメリカ国籍にも関わらず、なぜWBCの日本代表に選ばれることが出来たのか？

その理由は2つ考えられます。

一つ目は出場資格に該当するから

WBCの代表チームへの出場資格は、以下のいずれかに該当していればOKとされています。

ラーズ・ヌートバー選手の母・久美子さんは日本生まれの日本人なので、④と⑤に当てはまります。

なので、ラーズ・ヌートバー選手本人がアメリカ生まれ・アメリカ国籍でも、出場資格に該当するのです。

二つ目は野球のグローバル化のため

WBC日本代表の栗山監督は、野球のグローバル化のために、ラーズ・ヌートバー選手を選出したと語っています。

栗山監督は昨年12月、日系選手の選出について「これからの野球発展のためにももっとグローバルな形に。魂は一緒」と語った。

（引用：中日スポーツ）

栗山監督はラーズ・ヌートバー選手を選出することが、野球界の歴史の第一歩になると考えているようです。

また、ラーズ・ヌートバー選手本人も日本代表に選ばれたことに喜び、出場を快諾しました。

日本野球界にとって歴史の第一歩――。

栗山監督はヌートバー招集をそう表現した。史上初の日系人選手の侍ジャパン入り。

最終的には本人とオンラインで直接話し「喜んで受けます」と出場を快諾されたという。

（引用：スポニチ）

アメリカ国籍のラーズ・ヌートバー選手が日本代表に選ばれたことは、今後の野球のグローバル化には必要不可欠なことなのかもしれませんね。

ヌートバーは日本語が話せるの？

（画像引用：Facebook）

ラーズ・ヌートバー選手が日本代表として選ばれた理由と合わせて気になるのが、日本語が話せるのかです。

母・久美子さんが日本生まれの日本育ちで、父・チャーリーさんも日本へ留学経験があるので、多少は話せそうですよね。

しかし、ラーズ・ヌートバー選手はほとんど日本語が話せないようで、栗山監督とも通訳を通して話したそうです。

昨年末ごろ、栗山さんとラーズと通訳の一平君と、3人でオンラインミーティングをして、そこで正式に栗山さんから、「よろしくお願いします」と言っていただいたんです。

（引用：msn）

この通訳の一平君とは、大谷翔平（おおたに　しょうへい）選手の専属通訳・水原一平（みずはら　いっぺい）さんのことです。

大谷翔平選手も日本代表に選ばれていることから、ラーズ・ヌートバー選手の通訳として、水原一平さんが間に入ることも考えられます。

ヌートバーのプロフィール

（画像引用：msn）

こちらが、ラーズ・ヌートバー選手のプロフィールです。

ミドルネームの“タツジ”は、母・久美子さんの祖父の名前「達治」から取ったものだそうです。

ヌートバーの経歴

こちらの動画では、ラーズ・ヌートバー選手の今までのキャリアを解説しています。

ラーズ・ヌートバー選手は学生時代には野球だけではなく、アメリカンフットボールもしていたそうです。

そんなラーズ・ヌートバー選手の経歴はこちらです。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、マイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場はありませんでした。

しかしその間、ラーズ・ヌートバー選手は両親からのアドバイスで整備工として働いていたそうです。

家でゴロゴロしていないで仕事を探しなさいと両親からアドバイスを受け、4か月間、航空宇宙産業関連の企業で時給20ドル（約2800円）で整備工として週6日、朝4時起きで働いたという。

（引用：FullCount）

朝4時起きで週6日も働くのは、とても大変なことですよね。

この整備工として働いた経験も、ラーズ・ヌートバー選手の現在の活躍に繋がっているのかもしれません。

まとめ

今回は、ラーズ・ヌートバー選手の家族構成や、なぜWBCの日本代表に選ばれたのかをまとめてみました。

2023年3月に開幕するWBCでは、ラーズ・ヌートバー選手がどのように起用されるのか気になりますね。

ラーズ・ヌートバー選手の今後の活躍に期待します。