2024年のパリオリンピックで、女子卓球の日本代表に選ばれている張本美和(はりもと みわ)さん。
兄・張本智和(はりもと ともかず)さんと兄妹揃っての日本代表ということでも注目が集まっていますね。
張本美和(はりもと みわ)さんは日本生まれの日本育ちですが、ご両親は元々中国で卓球選手として活躍されていました。
とはいえ、張本 美和(はりもとみわ)さんは幼い頃に日本に帰化されているため国籍は日本です。
しかし、張本美和(はりもと みわ)さんと一緒に日本に帰化されたのは父の宇(ゆ)さんと兄の智和(ともかず)さんだけで、母の張凌(ちゃん りん)さんだけは帰化していないようです。
母だけ国籍が違うんですね。
そこで今回は『張本美和の家族の国籍を紹介!両親は中国人で母だけ帰化していない!』と題し、張本美和さんのご家族についてご紹介します。
張本美和の家族の国籍を紹介!両親や兄・張本智和を紹介
(画像引用:デイリースポーツ)
張本美和の家族構成は父・母・兄(張本智和)・張本美和の4人家族で、ご家族の国籍は母以外は日本国籍(2014年に帰化)で、お母さんは中国国籍です。
・父:張本宇(はりもと ゆ)中国名(張宇)年齢54歳前後・日本国籍
・母:張凌(ちゃん りん)・中国国籍
・兄(長男):張本智和(はりもと ともかず)中国名(張智和)年齢20歳・日本国籍
・長女:張本美和(はりもと みわ)中国名(張美和)年齢15歳・日本国籍
※2024年3月現在・母以外は2014年に帰化されています。
張本美和の家族が母以外日本国籍を取得(帰化)した理由は
張本美和さんのご家族は、2014年の春に日本国籍を取得しています。
張本美和さんが5歳のころですね。
しかし、この時日本に帰化したのは張本美和さんと父・宇さん、兄・智和さんの3人だけで、母の張凌さんは日本国籍を取得されていません。
このタイミングで日本国籍を取得されたのは、張本智和さんの全日本選手権出場権のためだったようです。
張本智和さんは日本で生まれ育ったため、将来は日本代表として戦うことを強く希望していたそうです。
全日本選手権で「一般の部」に出場するには日本国籍が必要だった。
いずれ中国に戻ってコーチになろうと考えていた両親にとっては複雑な心境だったという。
だが、無邪気に卓球と向き合う息子の思いを尊重することに決めた。
2014年、日本卓球界の推薦も受け、父、妹の美和とともに日本国籍を取得した。
(引用元:オリンピックチャンネル)
ご両親にとってはかなり大きな決断だったようですね。
もしかすると、母・張凌さんは中国でコーチができる可能性を残すために、一緒に帰化をされなかったのかもしれません。
張本美和の両親が来日したはいつ?
張本美和さんの父・宇さんは1993年に来日し、1994年に行われた広島アジア大会では優勝した小山ちれ選手の練習パートナーを務めました。
小山ちれ選手は、1992年に中国から日本に帰化した元世界ランキング1位の女子卓球選手です。
この頃の中国の卓球選手の多くは、海外で経験を積んだ後に帰国して、プロチームの指導者になることを目指していました。
張本宇さんも当然のように、そういう道へ進みたいと考えていたそうです。
そして張本宇さんは、日本で小山ちれ選手の練習パートナーを務めた後にはカタールやイタリアでプレーをし、1998年に仙台ジュニアクラブの指導者として再来日しています。
再来日から半年後には、交際中だった張本美和さんの母・張凌さんと入籍し、夫婦で仙台で暮らし始めました。
お二人とも、来日してしばらくは日本語にかなり苦労されたようですが、母国の中国からオファーがあっても日本に残るほど、日本の子供たちに卓球を教えることが楽しかったそうです。
張本美和の両親がコーチをする張本卓球場・仙台ジュニアクラブはどこにある
(画像引用:張本卓球場)
張本美和さんのご両親は、宮城県仙台市で張本卓球場を営んでいらっしゃいます。
張本卓球場の住所がこちらです。
最寄駅はJR仙石線「陸前原ノ町」駅で、最寄りのバス停は仙台市営バス「宮城野小仙台工業高前」になります。
張本卓球場では張本美和さんのご両親がコーチを務めており、張本美和さんも幼い頃から張本卓球場の仙台ジュニアクラブで練習をされていました。
(画像引用:TBS)
2024年現在在籍している子供達の中には、張本美和さんと一緒に練習していた子もいて、張本美和さんの活躍を喜んでいるようです。
張本美和の父・張本宇は中国人でプロ卓球選手だった
張本卓球場の代表を務めている張本宇さんは、元々中国のプロ卓球選手でした。
卓球強豪国である中国でプロになれるのは、かなり限られた人だけです。
8歳で本格的に卓球を始めた宇は、13歳の時に四川省の代表チームの一員になった。
「省ごとの代表チームに入ってプロになれるのは、ほんの数人だけです。
同世代のライバルとの競争はめちゃくちゃ厳しかった。
わずかですが、省のチームに入ったときからプロ選手として給料ももらっていました」
(引用元:Number web)
張本宇さんは、四川省のチームでプロとしてプレーされていたんですね。
8歳で卓球を初めてわずか5年でプロになるなんて、相当な努力をされてきたのでしょう。
中国のナショナルチームには入れなかったようですが、相当な実力の持ち主であったと思われます。
次は、そんな張本宇さんの経歴をまとめてご紹介します。
張本宇の経歴・指導歴
(画像引用:Number web)
先述したように、張本宇さんは13歳の時から四川省のチームでプロの卓球選手として活躍をされていました。
その後、日本、カタール、イタリアのチームでもプレーをし、1998年に仙台ジュニアクラブのコーチをするために日本に移住をされました。
この頃の仙台ジュニアクラブには、福原愛さんも在籍していたそうです。
そして2016年8月には、宮城県仙台市で『張本卓球場』をオープンされています。
実はこの頃、諸事情でそれまで使っていた仙台ジュニアクラブの練習場が使えなくなってしまったのだとか。
新たな拠点を必要とした張本宇さんは、四川省の家も仙台の家も売り払って資金を調達し、この張本卓球場を立ち上げたのだそうです。
そんな張本宇さんの指導歴がこちらです。
2006年 全国ホープス卓球大会 女子団体優勝2011・14・15年 全国ホープス卓球大会 男子団体優勝2010~2015年 全日本ホープス・カブ・バンビの部 男子6連覇2015年 全日本バンビの部 女子優勝2014・15年 全日本カデットの部 男子優勝2016年 ITTFワールドツアースーパーシリーズラオックス卓球ジャパンオープン萩村杯(21歳以下男子シングルス優勝 史上最年少)2016年 全国中学校卓球大会 男子シングルス優勝(引用元:張本卓球場)
張本美和の母・張凌も中国人で卓球選手だった
(画像引用:日刊スポーツ)
張本美和さんの母・張凌さんも、中国の卓球選手でした。
張本宇さんと同じく四川省出身なので、お二人は子供の頃から知り合いだったかもしれませんね。
張凌さんは、中国のナショナルチームの代表に選ばれたこともあるほどの実力の持ち主です。
張本兄妹と同じく、世界のトップレベルで活躍されていたんですね。
そんな張凌さんの経歴と指導歴をまとめてご紹介します。
張凌の経歴・指導歴
張凌さんは、1994年に行われた全中国選手権の卓球混合ダブルスで準優勝し、1995年の世界選手権に中国代表として出場されています。
しかし、世界選手権では結果を残すことが出来ず、翌年の1996年に現役を引退されました。
現役を引退した1996年からは、マレーシアの卓球女子代表のコーチになり、その後マレーシア女子ナショナルチームの代表監督も務めました。
1998年の結婚を機に仙台に移住してからは、夫の張本宇さんと共に張本卓球場で仙台ジュニアクラブの指導者として子供たちに卓球を教えていらっしゃいます。
張凌さんが指導者を務める仙台ジュニアクラブの指導方針がこちらです。
継続は力なり・・・卓球を続けていく中で、苦しい時ほど、もう一歩踏み出して頑張る事、集中して取り組む事が大切だと考えています。日々の練習を積み重ねる事で、ひとりひとりの最高の力を引き出す指導をしています。代表 張本 宇
副代表 張本 凌(引用元:張本卓球場)
張本家は、宇さん、智和さん、美和さんだけが日本に帰化したと言われていますが、張本卓球場のホームページでは、張凌さんの名前も張本姓になっています。
もしかすると公表されていないだけで、後に張凌さんも日本に帰化されたのかもしれませんが、はっきりしたことは分かっていません。
子供たちが日本の代表として戦う姿を見て、ご自身も日本人として応援しようと思われたのかもしれませんね。
張本美和の兄・張本智和は学業も優秀
(画像引用:FRIDAY)
張本家の教育方針は、『1に健康、2に勉強、3に卓球』だそうで、卓球よりも健康と勉強に重点を置いているようです。
ご両親は、「もし選手生命を絶たれるようなことがあってもちゃんと生きていけるように」と考えていらっしゃるのだとか。
元プロ卓球選手のご両親なので、これまでに色々な選手が挫折していく姿も見てこられたのでしょうね。
そんなご両親に育てられた張本智和さんは、卓球だけでなく学業もかなり優秀なようです。
張本智和さんのプロフィールと学歴についてご紹介します。
張本智和のプロフィール
(画像引用:IMG)
名前:張本智和(はりもと ともかず)
愛称:ハリー
生年月日:2003年6月27日
年齢:20歳(2024年3月現在)
血液型:O型
身長:176センチ
体重:77キロ
出身地:宮城県仙台市
張本智和の学歴
(画像引用:デイリースポーツ)
張本智和さんの学歴がこちらです。
・2016年3月:仙台市立東宮城野小学校卒業
・2019年3月:東京都北区立稲付中学校卒業
・2022年3月:日本大学高等学校卒業
・2022年4月:早稲田大学人間科学部(通信教育課程)に進学
張本智和さんは、地元の仙台市立東宮城野小学校を卒業後、JOCエリートアカデミーに入校し、東京都北区立稲付中学校に進学しています。
稲付中学校は、味の素ナショナルトレーニングセンターが隣接していることから、JOCエリートアカデミーに所属する学生が通学する公立中学校です。
その後、日本大学高等学校を卒業し、2022年4月からは早稲田大学人間科学部(通信教育課程)に在籍されています。
張本美和のプロフィールと学歴
張本智和さんと同じく、張本美和さんも幼少期から卓球よりも学業を優先する環境で育ちました。
(画像引用:PRTIMES)
幼い頃から、兄・張本智和さんと一緒に『学研 宮千代教室』に通って勉強していたことがきっかけで、兄弟で学研のCMに出演されたこともあります。
【卓球 張本智和選手・美和選手 兄妹で学研教室のイメージキャラクターに就任!】張本智和選手・美和選手2人からのメッセージ動画を公開しました。 https://t.co/7h354TgndE
また、来年1月からは2人が出演する学研教室TVCMの全国放映を予定していますのでお楽しみに!#張本智和 #張本美和 pic.twitter.com/mOIocoDcUZ— 学研教室【公式】 (@GakkenKyoshitsu) November 1, 2018
張本美和さんも、卓球だけでなく学業も優秀そうですね。
そんな張本美和さんのプロフィールと学歴をご紹介します。
張本美和のプロフィール
(画像引用:日本卓球協会)
名前:張本美和(はりもと みわ)
愛称:みみ
生年月日:2008年6月16日
年齢:15歳(2024年3月現在)
血液型:O型
身長:166cm
出身地:宮城県仙台市
所属チーム:木下アビエル神奈川
張本美和さんが所属している木下アビエル神奈川は、2024年のパリオリンピックで一緒に日本代表に選ばれている平野美宇さんも在籍している強豪チームです。
張本美和の学歴
張本美和さんのこれまでの学歴がこちらです。
・2021年3月:仙台市立東宮城野小学校卒業
・2024年3月:川崎市立川中島中学校卒業
張本美和さんは、2018年から木下アビエル神奈川に在籍していました。
そのため、小学校を卒業後は木下アビエル神奈川の本拠地・神奈川県にある川崎市立川中島中学校に進学しています。
中学時代は、平日5時間、土日は6時間半の練習をこなしながら、学業も頑張っておられたようです。
何と、全国模試で1位になったこともあるのだとか。
(画像引用:X)
兄妹揃って卓球も勉強もできるなんてすごいですね!
張本美和さんが、2024年4月からどこの高校に進学されるのかは明らかになっていませんが、兄・智和さんの母校である日本大学高等学校に進学するのではないかと言われているようです。
日本大学高等学校は偏差値が64〜68とかなり高い上、神奈川県の横浜市にあります。
横浜市なら、張本美和さんの現在の拠点である川崎市とも隣り合っているので通学にも便利ですね。
張本美和さんが、このまま木下アビエル神奈川に所属されるのであれば、日本大学高等学校に進学される可能性は高い気がします。
まとめ
張本美和さんのご家族について紹介しました。
卓球も勉強も手を抜かない、すごい兄妹でしたね。
まだ15歳の張本美和さんが、卓球でこれからどんなプレーを見せてくれるのかも楽しみです。
2024年のパリオリンピックでは、兄妹揃ってのメダルの獲得に期待したいですね!
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